皆さんはタクシーを利用することはありますか?
田舎住みの私は基本的に自家用車で出かけますが、お酒を飲んだ後にはタクシーを利用します。

最近、タクシーがなかなか捕まらなくなってきた気がする・・・
日本国内では、ドライバー減少に伴い、タクシー不足があるそうです。また、コロナ禍を経て2019年~2021年の3年間で4万人に及ぶドライバーが減ったという統計も出ているそうです。
そこで、タクシー不足の打開策として「ライドシェアの解禁」が注目されています。
最新の世論では、「ライドシェアの解禁について」
- 賛成が31%
- 反対が55%
という結果が出ており、賛否両論があるそうです。
ライドシェアの解禁については、安全面などを含む様々な問題もあり、今後も注目される議題です。
今回は「ライドシェアが日本で禁止なのはなぜ?問題点やみんなの意見もまとめてみました!」と題して
- ライドシェアが日本で禁止の理由
- ライドシェアの問題点
- ライドシェアについての意見まとめ
を調べてみました。
では、行ってみましょう!
ライドシェアとは
【ライドシェア導入に反対55% 調査】https://t.co/oiP7SjPlr9
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 3, 2023
みなさんは、「ライドシェア」っていう言葉、耳にしたことありますか?
お恥ずかしい話、私はこちらのニュースを見るまで知りませんでした。そこで、ライドシェアって何だろうと調べてみると
【ライドシェアとは】
ドライバーの自家用車を使用して、ドライバーと相乗り希望者をマッチングさせるサービス
よく「カーシェア」と混同されるようですが、カーシェアはドライバーと車をマッチングするのに対し、「ライドシェア」は、ドライバーと人(同じ目的地に移動したい人)をマッチングするサービスとなります。
近年、海外ではUberを始めとしたライドシェアのサービスが拡充しており、ライドシェアのドライバーの数も増えているそうです。
しかし、日本ではライドシェアのサービスは「notteco」や「CREW」(※CREWは2020年12月にサービス終了)などがありますが、
いづれも、実費(ガソリン代や有料道路使用料など)を超えない範囲の料金システムとなっており、今回話題になっているライドシェアとは少し形態の異なるライドシェアとなりますので
Uberのように、一般人が自家用車を使って有償でライドシェアを行うサービスというのは、現在の法律では違法になるので行われていません。
ライドシェアが日本で禁止はなぜ?
では、なぜ日本では、一般人が自家用車を使って有償でライドシェアを行うことができないのでしょうか?
一般人が自家用車を使って有償で人を運送する行為は「白タク」という行為になり、法律違反となります。
【白タクとは】
白タクとは、国が定めた許可を受けずに、有償で人を運送する車両や行為の事を指します。白タクシーの略でナンバープレートが白色であることに由来するそうです。

有償で人を運送することは、法律で禁止されているんだね!もし違反した場合は、「3年以下の懲役または300万以下の罰金」が科せられる可能性もあるんだって!
現在の日本では法律で禁止されていますが、
- ドライバーの減少
- ドライバー育成に時間がかかる
- コロナ禍が明け、観光客などが増えタクシーの需要増
などにより、ここにきてライドシェア解禁の話が出てきたようです。
ライドシェアの問題点や利点
ライドシェア解禁に対し、世論調査では賛否両論の意見がありました。
その要因としては、ライドシェアを導入することで出てくる問題点なども大きな理由として挙げられます。
ここでは、ライドシェアの問題点(デメリット)や利点(メリット)を調べてみました。
ライドシェアの問題点(デメリット)
現在日本でタクシーの運転手としてサービスを行うには、国の定められた許可を取得し、二種免許を取得する必要があります。
その反面、ライドシェアの一般人の運転手が使途を運送するサービスとなりますので、運転技術が未熟でもサービスを行うことができ、ドライバーの資質や経験、技術の差によって安全性が保たれない可能性があります。
また、法整備を行う必要が出てきますので、運行管理や事故が起きた際の責任はどうなるのかも不透明な状態となっています。
また、ドライバーは一般人となりますので、どのような人が運転手なのかなど不安な部分も出てくるのではないでしょうか?特に、女性などは利用しづらいシーンも多くなりそうですよね。
ライドシェアの利点(メリット)
ライドシェアが可能になれば、現在問題になっているタクシー不足を解消できる可能性があります。
そして、コロナ禍も過ぎ、海外の観光客もコロナ前と同じくらいの水準で増えてきていますので、海外の観光客の需要も抑えることができるかもしれません。
また、過疎地域や高齢者が多い地域では利用する方の移動が楽になります。
みんなの意見
SNSなどでは皆さんどのような意見が多かったのでしょうか?
今朝、羽田空港T3からシンガポール帰りの某経営者様にご乗車頂きました際に「日本はタクシーがちゃんとしてるからライドシェアなんて要らないよ!ライドシェアはタクシーがいい加減な国で使われているもの!どうやったらタクシー運転手を増やせるかを考えた方が良い」との御言葉を頂戴しました🤣
— 【公式】末永朋広@とある会社の代表取締役 現役ドライバー (@G2dde17vOeOitsr) September 3, 2023
タクシーメーター制度のせいで
— タクシー便り (@taxidayori) September 3, 2023
経路に対するクレームが多いのは
あたりまえだと思う
複雑な道と急な状況変化など
運転手がすべてを把握するのは不可能
ライドシェアみたいに事前にルートと運賃を決められれば楽かも
あっ事前確定運賃あった😅
でも普及には優れたナビと管理者が必須
おはようございます🤭タクシードライバーですが、実際にここ十年、ライドシェアのご利用は皆無です。確かに便利だと思いますけどね。顔見知りの方との同乗では無いのです。SNSでも実験したらしいですが、普及は難しいでしょうね。清算のやり取りがしっかりしていなかったら車内は地獄ですよ😮💨恐怖。
— 近藤美明 (@yoshiakikondoh) September 2, 2023
ライドシェアについては、他に移動手段がない場合の最後の方法と位置付け、まずは過疎地や離島などから試験的に導入して、課題点を慎重に見極めるべきだと思います。
— そらしま (@sorashima359) September 3, 2023
岩手県では民営バス路線の廃止が続いています。鉄道もローカル線は赤字。農村部では自家用車が必需品で高齢運転者も多い。#ライドシェア には「白タク」「運転手が犯罪起こすかも」等と批判がありますが、うちみたいなド田舎ではメリットの方が大きいだろうと愚考します。#規制緩和
— 岩手減税会 (@iwategenzeikai) September 1, 2023
海外ってタクシーのほうが危険でして^^;
— ボヤッキー (@boyaki2023) September 4, 2023
ライドシェアは(自家用車所持でアプリを使える)まともな人の良い車が来るので、ちょっと高いけどそっちを使うって感じです。
タクシードライバーの3面記事は毎週のようにあるのですが、ライドシェアでそういうトラブルは殆ど聞いたことがありません^^;
海外でライドシェアが取り入れられてる理由として、元々タクシーのサービスが良くなかったため、利用者が不満を持っている地域や国で利用が拡がったと言われています。
そういう点では、日本は二種免許が必要であったり、営業の許可を国に申請したりと一定の基準でのサービス品質を保持するシステムが出来ていますので、タクシーサービスに変わるライドシェアに対する反応がネガティブなものが多いかのしれませんね。
まとめ
今回は「ライドシェアが日本で禁止なのはなぜ?問題点やみんなの意見もまとめてみました!」と題して、まとめてみました。
今後、様々な動きが出てきそうな「ライドシェア」ですが、法律や制度の部分や安全性など課題もたくさんあります。
そういった課題をどのように解決していくのか、はたまた解決せずにライドシェアはなくなるのか?これから大注目ですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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